natural born minority
こんなハマり…「めっちゃレア」ながら、それだけに「ハマったら情報無いだろう」と思い、備忘録として残します。
思い立ったように「あ、Ubuntuを上げよう」と思い、デスクトップ機のUbuntuを 20.04
から 22.04
へとアップグレードしました。
do-release-upgrade
コマンドを使って無事アップグレード完了。
再起動して、無事立ち上がった…のですが…。
マルチにしている一つのディスプレイが、明らかに色味変わってしまいました。
今回は、そのトラブルシュートを書きます。
自宅のデスクトップPC環境は、三枚のディスプレイを接続しており、ウチ左の一枚が、MITUBISHIのテレビをディスプレイとして使っています。
Ubuntuをアップグレードしてから、そのMITUBISHIのテレビに映る映像が、赤みがかってるというかセピアになるというか…明らかに色味が減って見にくくなっていました。
上記の写真からは「全く伝わらない」気がしますが…本来「白」や「灰色」で見えてほしい箇所が、明らかに「薄い赤」な感じになっています。
ubuntu-drivers autoinstall
でドライバをインストールGNOME
から Unity
に変更
などを行ってみましたが、解決しませんでした。
ということから、
ではないか、と推測し、情報を探しました。
(といっても、UbuntuというOS/ディストリビューションを更新しただけで、ハードが破壊される…を疑うの難しいのですが)
Ubuntuの「設定」->「カラー」には「モニター・プリンタごとに色味を調整する機能」があります。
この機能は「ブルーライトのカット」であるとか「ディスプレイ特性の平準化」のために、ディスプレイごとに「色味のプロファイル」を変更できる機能、のようです。
Ubuntuは、インストール時何も設定しなくとも、ディスプレイごとに最適なプロファイルを選んで設定してくれます。
今回、MITSUBISHIのテレビは MEL_TV(FHD)モニター
という機器として扱われ、 自動-MEL-TV(FHD)
という設定に成っていました。
ここを一度「プロファイルを削除」し、「プロファイル追加」-> 自動-TV
のプロファイルに変更したところ、期待通りの「元の色味」に戻りました。
(後で試したのですが、「削除」だけしても期待の色味になりました。)
これまた、上記の写真からは「全く伝わらない(どころか今度は青く成りすぎて悪化しているかのように見える)」気がしますが…実際のディスプレイは色味がアップグレード前に戻り、見やすくなりました。
Ubuntuは「メジャーバージョン間アップグレードを割とカジュアルにできるようになっている」ので、そこは素晴らしいと思います。
しかし、設定をカスタマイズを多くしてるのもあり、時折「上げたらおかしくなった」と言う事象に出会います。
それが「bootできなくなった」とか「主要アプリが動かなくなった」とかなら、もう腹くくって「データサルベージ & 最新版インストール」しますし、必然性があり諦めもつくのですが…。
今回のように「我慢したら使えるけど…微妙に不快」みたいなのが厄介でして。
トラブルシュートにさんざ時間を使った後、数ヶ月単位で「イヤだなぁ」と思いながら常用する羽目になります。
ですので、今回は「数時間で解決できた」ので、不快な目似合わず、かつアップグレードしたことを後悔せずに済み、精神衛生上良かったです。