natural born minority
レビューと書きましたが「感想文」です♪
筆者は、社会人一年生のころに会計アプリの「なんちゃって子守PG」だった(当時意味わかってなかったが…)のと、簿記3級程度の知識を持っている人…だと思います。
また、家計簿系には MicrosoftMoney
使ってたクチです。
その目で見てみると…
市販会計アプリ ≧ GnuCash = MicrosoftMoney > 家計簿アプリ
というのが直感です。
(MSMoneyは賛否両論あるだろけど”俺視点”ならこう。アレにはアレで「なぜそうしたしw」ってご作法あるし、販売終了してから機能減ってるし…)
仕分(伝票)をバッカバカ切るような職種の小売業じゃないなら、自営業さんは全然会計アプリとして使えると思います。
寧ろ「シンプルな機能群」であることを考えると、「簿記ちょっとカジリましたー」→即実践と行けるありがたい存在かも?
家計簿アプリとしても最適解ではないにしても結構使える/使いやすいと思います(これもあくまで俺視点です)。
以下、観点別の感想です。
他の情報で「日本語化がまだまだ」「文字化け」「日本語入力で死ぬしww」とか見かけたのだけど、全然そんなこと無かったです。
一部日本語化できてないところがあるけど、他のGnu系のアプリに比べれば「良くやった!」クラスだと思います。
インストールは、ダウンロードしてインストーラ起動して次へ次へで終了。
初期設定は、起動してデータの保存形式決めて、勘定科目のデフォルトセットを指定すれば「とりあえずは」使えます。
そんなに敷居は高くない感じです。
他システムからのデータのインポートや、勘定科目の自作などを「導入」へ含むなら、結構かかるでしょう。
※ただし、それは他のアプリでも同様でしょう。
ゴテゴテとした機能装飾が無い「単純仕分記録装置」だと思います。 ERP(の中の会計アプリ)だったり、世の中に売ってるものから考えれば、無論機能は足らないす。
でも、10年前見ていた世界で考えると、世の「会計アプリ売ってます!」な会社は、
が肝であり、それでオマンマ食ってる…のではないかと。
そのモノサシで見れば、1.の”カスタマイズ”さえ気合入れれば、十分使えるのじゃないでしょうか。
それは作り手も解ってるようで「ビジネス用」「家計簿用」みたいなテンプレ勘定科目が選べたりします。
(ここの”標準形”の用意って、使う人で千差万別すぎてかなり難しいと思うのは俺だけ?)
いざとなれば全とっかえして、業態に合わせたら良いでしょうね。
※俺はちなみにこんな感じ。流動資産とクレジットカードは口座情報があるので割愛。…MSMoney臭がするな…。
そして「データ格納にDBを選べるの」は熱いと思う。
まだスタンドアロン&MySQLでしか試してないですが「DB化→他サーバ移行→Lan全体から参照」とかしていくと、中企業程度のクラサバアプリになる…かもしれない。
(同時アクセス出来んって書いてあるから、あんま意味無いかもだけど)
拠点またぎ、連結、ユーザの概念(入力者別に集計とか)出来ればいいなぁ(遠い目)。
まずは複式簿記。
これは賛否あるだろけど、最初から「仕訳する気マンマン!」なら問題ないでしょう。
むしろ、簿記試験に出てくるT勘を「忠実に再現している(システムの作り手的には結構ムズいよ…)」ので、人によっては「そのほが早い」。
そうでない人を意識したかは知りませんが、入力モードは3つ用意されています。
明細を書かず、相手科目を一行で書く方式。MsMoneyっぽい。
編集中の取引のみ明細が開いて記入していく方式。
すべての取引が、自動スプリット元帳のように展開されて表示- 入力する方式。
家計分析には「そない要らんしw」くらい充実してるといえるでしょう。
会計業務的には「足りない」「もっとこういうのを…」は多くあるかもしれない。
個人的には折線グラフ欲しかったけど…設計概念自体にその考えは無いっぽいですね。
ただ、帳票定義するためにはScheme(Lispの方言)使えないとダメらしい。 それはちょっと敷居が高いと思います。
とりあえず、
は可能。実際にやってみました。
当たり前ながらすべてにおいて「仕訳は自力でやらねばならない」のは、MSMoneyと一緒。
一度取り込んだパターンを覚えているのか、二回目以降「勝手に相手科目決めてくれる」場合があるのですが…結構アバウトな感じなので、結局人間の目検が必要。
できれば、ダウンロード後インポートじゃなくて、「月末など”ある日”に勝手に取り込んで人間はチェックだけする」みたいな「自分から取りに行く」挙動してほしーなー出来んのかな?
※それがネットバンクの設定かな?あの設定画面はわからん…。
複式簿記かつシンプルな機能…なので簿記試験出てくるような仕分がそのまま書けます。
これは「B/L、P/Lが出来るまで」を疑似体験できる「教材」としてつかえるんじゃないか?と思いました。
(実際、自身がそう使おうと考えているだけど)
バックアップやチューニング、他システム連携(IN:データ自動作成、OUT:他システムからの参照)など、「システム屋の土俵」に上げれると面白いかも。(そのためには解析せねばならないけど…)
(記事は失念しましたが「Webのフロントエンド作った」って方がいましたね)
Windows版を試したのは「環境がなかったから」であり本当にやりたいのは「Linuxを使っての家計簿付け」です。 この後、Linux版へ移行し「同じことが出来るか」を検証します。
以上、使用開始2日目だとこんな感じです。
今後は「具体的な使いかた」で気づいたところを書いていくつもり(時間があればね…)。
個人的にはたいそう気に入ったのでこれから実用していきます!
今まで俺は親族にはMSMoney使うように指導してきたけど、自身が1年くらい使って便利なら乗り換えさせようかなーって思ってます。
データ移行がなぁ…。
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