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勉強会行ってみた「NAWA Tech ~気付けば3年目ですよ~」#NAWATech

始まる前の静けさかな

「自動化の提督が名古屋にやってくる!」と聞いて!!

情報

  • 開催日 : 2015/10/24 (これ書いてる前々日)
  • 申し込みサイト
  • ハッシュタグ : #NAWATech
  • 何するのか : MS系の自動化祭りじゃいー!なところをインフラ絡めて教わる勉強会?です?

なんで来たん?

自分は「自動化が大好きだ!」とあーだこーだ言っており、 皆それを「はいはい、わかりましたー(だっる」みたいに聞いてる日常です。

でも、やっぱりそれを言うとくもので…

という情報を頂ける親切な方が居てるので、名古屋だろうとそりゃ行くっきゃないですよ!

※味噌カツ久しぶりに食いたかったという理由は黙っとこうw

内容

1コマ目「Windows Server 2016 を知っておこう」

  • 登壇者 : 高添 修 さん
  • 資料 : (捜索中)

「Windows Server 2016」での取り組みを軸に、Azureやネットワーク・ハードにいたるまで 「サーバとその周辺でMicrosoftの取り組んでいるもの」の情報をエバンジェリスト視点でご紹介…なセッション、と言う説明になりますかね。

MSの話しでこういう「Win…でなく周辺のハイパーバイザーとかネットワークの話」って(自分が、というだけですが)あまり聞いた事なかったので、 すごく新鮮ででした。

拾ったキーワードを(自分用に)列挙しておきます。

  • AzureにはWindwosServer2016(以下WS2016)を立ち上げる仮想マシンがすでにセットされている
  • NanoServer超軽量オプションは徹底してリファクタリングした…結果まともに動かない?
  • WS2016はクラウドとオンプレの差異をなくそうとしている
  • 必要な時にだけ必要な特権を(Just in Time Access, Just Enough Access)
  • VDI機能強化、Remote Desktop Protcol 10
  • Hyper-Vの仮想マシン暗号化機能、データセンターより持ちだしを想定
  • Hyper-Vの静的メモリの動的変更、NIC動的変更
  • NTFSの課題を解決した、ReFSの積極採用
  • SmartNICというFPGAでプログラミングしたNICでペタビットpsレベルのキャパシティもつネットワークを実現
  • サーバファブリックを提供するOSを指向する
  • Windows Server Container
  • Nested Hyper-V、Hyper-Vの上でHyper-Vの上が動く

「VDI機能強化、RDP10」は、すごく興味の引く話しでした。

というのも、VDI(というよりシンクライアントとサーバ上仮想デスクトップの構成で実現するもの含め)は、 「仮想で実現する開発環境クライアント」として、以前よりすごく興味を持って見ていまして、 TerminalServerやOpenCOCONやVNC…実現手段はなんでも良いのですが、そういうものが世に席巻する日を待ちわびているのです。

今回の強化とRDP10の潮流で、世に対し(実用化はもう十分だと思うので)一般化すれば、いろいろと出来ることが増えるので、 期待してしまうところですね。


さて、もうひとつの関心事としては、待ってましたの「Windows Server Container」です。

が…「一枚絵見ても、解説聞いてもわからない」という勉強不足を露呈したので、 ともかく「片っ端から現在公開されている資料を探し読みして」から、もう一度振り返ろうと思います。

(ぱっと見、Windows上コンテナの入れ物があって、Windowsが動く…でそれをDockerと同じような管理系で動かせる、みたいなことなのかな?)


これはただの感想ですけど、「なんかMS”も”InfraAsCodeとImmutableInfra目指してるんかなぁ」という感じでした。

「Windows Server 2016はAzureの方がインストールするより先に使える」という話しを聞いた時に、 「そんな時代なんか…MS界隈から10年離れてたら隔世の感あるな」と真剣凹みましたw

MS界隈…なんか凄いなぁ(もう10年早くこの潮流が来てくれていればw)

2コマ目「Azure Automationを利用してオンプレの自動化をしてみる」

  • 登壇者 : 漆間 祥宏 さん
  • 資料 : (捜索中,デモ中何度も引用されていたブログはこちら)

「簡単な説明したあとすぐデモしますんで、資料は10ページ程度しか無いですよ。デモのほうがわかりやすいですし。」

から始まったAzure Automationのライブセッションです。そうかー「自宅ラック友の会」の人かー。


この勉強会来るまでに「まーったく、知識が無い」ので、軽く整理しときたいと思います。

  • PowerShell ワークフロー = Runbook
  • Automation = Runbookをつないで組み立てるもの
    • ジョブ、スケジュール、Webhookの3つの機能が在る
  • ハイブリッド(Hybrid) = (この界隈の文脈では)Clowd(Azureとかね)とオンプレを「比較的同じように」扱う考え方
  • OMS(Microsoft Operations Management Suite) = 統合管理コンソール(のようなもの)
    • ハイブリッドを指向している
  • エージェント(agent) = 「何か仕事をする」モノ
    • ロールだったりOS種っぽかったり、またMSの他サービスで同じ名前で出てきたり…ちょっとよくわからん
  • Hybrid Worker = Azureだけでなく、オンプレに対してもRunbookを実行できるもの

っと、こんな感じでしょうか。(ググった程度なのでだいぶテキトーです)


Runbookの中身(を実運用で書いているコード)を初めてみましたが、「思ったよりコードコードして」て、 AsCodeを強く押したい自分にとってはすごく好みな感じでした。


セッションの序盤で、

「Graphical Runbook という…ほらあの他社製品でありますよねほげほげワンみたいな…あんな感じでアイコンで並べて線引いてく感じで…」

みたいなことをおっしゃってたのですw

が、俺はそのジェイほげほげが「親を殺されたの如く」嫌いなので、「えー…その”例え”にしてしまうのー?」って思ってたのですが…

後半に「ま、こういう線引くとかって、わりとシビアなんで…コードで書きますけどw」みたいなこと言われてたのが、ホッとした反面笑いましたw


上の笑い話は、実は「スケジューラorフローorパイプラインを組むようなプロダクト」例えば「Azure Automation」にしても「ほげピーほげ」にしても「Jenkins 」にしても…

  • ツール側に寄せると「ツールの中」や「ツールでしか見れない何か」に埋まってしまう(依存を持つ)
  • コード側に(流れや順序を持つもの)を寄せると、「パッと見で解かる」人を絞らて他者に説明しにくい

という「どちらか片方の利しか享受できない」になりがちです。

ま、夢を言うと…

  • 全て(フローや順序すら)も統一的な言語で表わせ、ビジュアライザーがそれを汲みとってビューにしてくれる
    • これは「ビュー」って言ってるくらいなのでリードオンリーですが
  • 更に進化してシームレスかつリニアに「ビジュアル動かせばコードとなり、コードを直せばビジュアルにしてくれる」になればベスト

てな「ファジーな問題を器用に解決する」何かがあってくれると飛びつくのですが…。


感覚的なものですが…これを知ってると知らないとでは「実現スピードに桁の違う差(転じてそれはお金に跳ね返る)」がありそうな気がして、価値のあるものだと思います。

「自動化大好き!」な俺にとっては、すごく勉強になる、そして明日から「考えかた」に活きる、良いセッションでした。

3コマ目「SQL Server運用101」

テックカンファレンスでよくある「HowTo系のセッション」には、題名に101(ワンオーワン)というのが使われます

SQLSeverに対する、そんな101を集めたセッション、がこのセッション(だったろう)と思います。


「何を、どんな時に困るのか」の勘所をまとめた、すごく良いセッションだと思いました。

これを「シチュエーション別に輪切りにすれ」ば、新人にもやるべき事が見えてくるという感じで…例えば、

  • インストール時に設計すべきもの
    • インスタンス構成 : 規定/名前付き
    • 照合順序
    • インストールディレクトリ : インストールルート,データルート
    • ディスクレイアウト
    • ボリュームの保守タスク方針
    • メモリ内のページロック …

というふうに、資料トレースするだけで、ある程度のタスクが洗出せるというスグレモノだと思いました。


さらに「良いな、凄いな」と思ったのは、「運用」の章に

「開発者への情報提供」

という項目があることです。

開発畑としては「この考慮ないからいつも困る」「このせいで怒られながらセクション超えてかにゃいかん」ので、 運用畑が考えてくれているだけで、値千金の価値がある、と思って感動してました。

(ま、開発/運用とセクション分けてる自体が元凶ではありますが…)


自身はSQLServerを触らなくなってだいぶたちますが「昔困ったトコロ」に素晴らしく解をいただけるセッションでしたので、 仕事でSQLServer弄うときには、片手に資料として持っていたいなと思いました。

4コマ目「マイクロソフトが見ている近未来な技術」

  • 登壇者 : 高添 修 さん (凄い一日二回登壇…)
  • 資料 : (捜索中…ですがおそらく世にでません)

オフレコなので何も書けないのですが…自分のために覚え書きを書いとくと「強い」。

「俺のテーマにしているトコロ(しかも複数ジャンル)に対しての話し」をしていて「最高にカッコイイ!!」と思ったセッションでした。

とてつもなく、価値のある内容でした。

オフレコだったけど…一つだけ書いてもいいよね。

「自動化は必須!」

5コマ目「LT大会」

「Windows2003のハマりどころ」

Windowns server 2003からVerUpできない現場の話しでした。 「仮想化のサポートがなんか不安」ってのは「高次な悩みな気が…(VerUP阻止現場勢はそういうの検討もしない)」と思いつつも納得でした。

「自動無人宅配システムの話(題無し」

  • 資料 : なんか他人の動画を使ってました

そこはかとない「自らは努力せず稼ぎたいという他力本願臭」がしたので、記憶から消しました。

閉会の挨拶

「地元では遠いし勉強会も少ない…でも地元に勉強会があってほしい!」という熱い思いを語っていました。※今は東京暮らしだそうです

「継続は難しい…だがそういう「新しい潮流の肌感覚」を感じられる場所を提供したい…」というところ、凄く素敵でした。

大阪住みでかつフリーライダーで恐縮ですが、俺は勉強会に恵まれてるんですねー、と自覚。

「何かを起こし、続けて行く姿勢」、見習いたく思います。

小並感

まず、会場が「エアコン、電源、Wifi完備」で電源難民になっていた俺には凄い救われました。MS中部支店さん、感謝です!


内容的には「MSにこそDevOpsの潮流がグイグイ来てるな」という感覚を得ました。

自身は、新人のころから「MSの社員の気持ちになるべし!」という教育を施され、 それがイヤでLinuxやOSS系に系統して行ったのが10年前…UNIX系の「すべてはCLI or プログラムでコントロール出来る文化」に感動したものでした。

「MS系(Windowsかな)は自動化が”茨の道”なもの」と脳内刷り込みを施して離れた場所を、 10年ぶりにチラ見すると…「その反動かと思うごとく進んでいる」という事実に「このままじゃいかん…勉強せな」という危機感をいだきました。

上から目線ぽく聴こえたら恐縮ですが「なんと自由で柔軟な発想になったんだろう、MSは」という頭ブン殴られ感を得て、 その一点でも満足度の高い勉強会でした。


…という話を知りあいにすると「なんで教えてくれんかったんや!」という言をもらったので、その人連れて次回も行きたいです。

※運営のYoutubeLive対応は素晴らしかったです感謝。次回もあったら…ライブビューイングかなぁw

おまけ

だったり、

からの

だったり…何しに行ったんやオマエはw

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