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勉強会行ってみた「第28回 TFSUG大阪 継続的デリバリーを実現するTeam Foundation Server / Visual Studio Online 特集」#TFSUG

CI/CDと名がつく勉強会って「みんな大好物」ですよねっ! (そうじゃないわけがない、きっとそうに違いない)

情報

  • 申し込みサイト
  • ハッシュタグ : #TFSUG
  • 何するのか : 紹介文より「DevOps Hackathon Day」をうけてDevOps周りに重点を置いて、ALM MVPによるTFS/VSOの使い倒しを紹介します。」

なんで来たん?

俺は「自動化」が好きで、それが「開発の現場に向く」なら、 それは「継続的インテグレーション(CI)」「継続的デリバリー(CD)」になるわけで…。

それに関して「自分の中での手法」ってのは調べるし考えるけれど、 「違う畑で、プロの手法」って全然知識が無いわけで…。

ということで「違う畑=MS系」の「いまどき」を把握しに来ました。

1コマ目「Visual Studio OnlineとAzureで作ってみるDevOps」

  • 登壇者 : 亀川 和史 さん( kkamegawa )
  • 資料:
Visual Studio Onlineで学ぶDevOpskkamegawa

※いつもなら「見なおしてから感想書きます」なのですが… 「遅れてきて一秒もセッション聞いていない話」 は流石に感想も失礼かと思うので…ちょっと吟味します。

2コマ目「ポストJenkinsとなれるのか?CIサーバとしてのVSオンライン」

  • 登壇者 : 前川 博志 さん( Posaune )
  • 資料: ※捜索中

事前に、

とは言ってらしたのですが…まさか本当にそうだとは(笑)

こちらの話 の延長線上の

  • もうちょい突っ込んだ
  • 前より進んだところ
  • VisualStudioOnlineにスポットを当てた

話をされておられました。


曲解はあるかもしれませんが、言われてたことをメモから書くと…

「CI as a Service」の良いところ

  • 環境のCleanさと鮮度
  • リポジトリ指定のみ(環境側でなくソース側に持つ)の依存性
  • リポジトリに閉じれる設定
  • リモートとの相性

これは本当に頷ける話しで、期待しているところであります。

特に「環境のCleanさ」については「ぐうのねも出ない環境復元性」を提供してくれるので、 過去の人間たちの「失敗からの学び」が凝縮されてる気がします。

そういう「サンドボックス」「クリーンルーム」的な意味で、 自分は最近「ビルドにDockerを使う」という 「Drone(CIサービスとしてはDrone.io)」が気になってます。


超々☆私見を書きますと…

前川さんの「ポストJenkins」の潮流は、確かに今来ていると思います。

「「世の開発」の大部分のCIが、CIサービス系でカバー出来る」というのは真で、 今からの開発はそちらに流れ、徐々にJenkins人口比と逆転するのではないかと。

ただ、勉強会に行って「CIどうしてます?」質問を多く投げるに、 先進的なところでも「Jenkinsで」と言ってるところも一定数あるのです。

先発優位ももちろんありますが、その理由を聞くに…

「CIは、リモートサービス系:近所のマシン系 に 6:4 くらいの二極化」

するのではないか?と考えて居ます。

1.リモートサービス系

  • 言語体型やエコシステムにより「比較的に定形に」扱えるもの
  • シンプリシティやポータビリティを狙って作られたアプリ

2.近所のサーバ系(Jenkins含むが限定しない)

  • ビルド手段に順序を持つ複雑系
  • ビルドの過程に他/多言語など異なったものを含むもの
  • 著しく環境を選ぶものor物理が必要なもの
  • 「ネットすら見ちゃいかん!」などという隔離環境
  • 通知(XFDなど)

    ※これが上記の「聞いた時にJenkinsでと言ってた理由」です

と「用途別に用いられていく」二極になるかなぁと。

最も「どちらか一方に限定」ということも無いので、 「CircleCIの結果をJenkinsで監視してサイレン鳴らす」 という複合もノウハウ化されてくる可能性もあると思います。

※とはいえ「2013年CDの現場普及率が10%未満」という調査結果もあることから 「分母が変わればどうなるかわからん」話ですが…。


後半「Visual Stuio Onlineのデモと解説」がありました。

そこで言われていた、

  • ビルドエージェントという仕組み
    • ビルドマシンを概念として切り出し
    • デフォルトが「Windows」というAgent

というのは「何やらMSぽくない(笑)筋の良い設計だなぁ」と思いましたし、

ポストJenkinsとして使える? -> 非常に使える。

というのも大変説得力がありました。

小並感

結局「30分増量のスペシャル構成」にしていただいたようで、 遅れてきた自分には大変意義のあった勉強会でした。

それだけに「参加者が少なかった」というのは、 平日という条件もあったのでしょうけれど残念でして…。

松岡修造ばりに

「もっと…熱くなれよ! -> 世界」

という”己のエゴ”を、知り合いの参加者にぶつけながら帰りました。

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