NBM2

natural born minority

勉強会行ってみた「現場のアーキテクチャの話をしてみませんか?」#Devkan

会場の様子

「思い知らしてやるわ〜」の人が登壇すると聞いて。(その勇姿は撮り手のせいでピンぼけにぼけてますが…w)

情報

  • 申し込みサイト
  • ハッシュタグ : #devkan
  • 何するのか : 著名かつ多様なアーキテクトから経験を聞く…じゃないかな。

なんで来たん?

上に聞いた通り「こざけさんが登壇すると聞いて!」ではあるのですが…。

最近、「なぜこんなに作りにくいのだろう?」「なぜこんなにメンテしにくいのだろう?」の考えることが多く 「仕組みにメスを入れられたら…」というシチュエーションが目の前に横たわります。

ただし「ソレを司るのには知識足りない」と。

そこで、この勉強会に行き当たりました。

内容

1コマ目「レイヤードアーキテクチャを意識したPHPアプリケーションの構築 Updateバージョン」

  • 登壇者: 新原 雅司さん ( @shin1x1 )
  • 資料:
レイヤードアーキテクチャを意識した PHPアプリケーションの構築 ver2 from Masashi Shinbara

残念かつ失礼ながら…遅れてきて終盤あたりしか聞けてませんので、資料が出たらじっくり読みたいです。

ただ…

  • 最近DDDをかじった
  • 最近のいくつかの現場にて(他者による)「何でもかんでもServiceやで!症候群」にコテンパンにされてる

なので、そのあたり「どう調理しているのか」を達人から学びたいですね。

2コマ目「とある現場のシステムアーキテクチャー」

  • 登壇者 : 小酒 信一さん( s_kozake )
  • 資料 :
とある現場のシステムアーキテクチャ from Shinichi Kozake

割と詰め込まれていて「多くの重要なことを言っていた」のですが…駆け抜けたので資料を見なおして拾っています。

  • ボックス&ライン図 - 俺は「これ」をいつも描いていたのか…。
  • “Artifactory”は良いのかな? “nexus”しかやったこと無いから試したい
  • こんなにUMLをしっかり活用してるのは良いな
  • U/L/Dの三層は、名前が違ったり、もっと盛られたりするけど、普遍の概念になりつつあるな
  • 「ハリウッドの原則」はアジャイルラジオで最近知ったが、すごく説明しやすい話

「立ち上げ期、アーキテクトの情報収集と検討範囲は相当な労力なのだな」と思いました。

制約と要求の綱引きを掻い潜りながらモノを決めていく…俺なら「何が決まってて何が決まってないのか」を把握しとくだけでも大変そうな…。


「FWの用意・選定・(場合によっては)作成」の時点…その時点でのアーキテクトの仕事は

「変化点だけは穴が開いているような、そんな”適切な穴あき問題”を提供する事」

だと俺は思うのです。

それだけに「HotspotいわゆるオレオレFW」というのが腑に落ちませんでした。

「FWがHotspotになってしまう」ならそれはFWじゃない、もしくはFWじゃなくしたほうが良いのではないかと。


でも、「FWが一層挟まる」のは、今度はド賛成で…。

一般的な「構造的な問題を解決するFW」の上に、

「作りたい業務の”短期変化点(Hotspot)だけ”を穴あき問題にしたFW」

が抽出される事が多いハズ、と。 (無論、自社とかこのプロジェクト内とか、適用範囲は狭いものですが)

そこら辺、もうちょっと深く聞いてみたく思いました。(…今度聞いてみようw)

しかし…堂々たる発表っぷり、さすが「世界の〜」の冠を頂く方だけはありました。

3コマ目「私のアーキテクチャルディシジョン」

  • 登壇者 : 岡 大勝 さん @OkaHiromasa さん
  • 資料 :
私のアーキテクチャルディシジョン from Hiromasa Oka

※わりかし「口頭で話したこと」も多かったので、 自作のメモを置いときます。

なんとなく…「人生は一秒も無駄にしちゃいけない!」と思わされるような衝撃のあるセッションでした。

「アーキテクチャは選択の集合体である、 そこで”アーキテクトとしての判断”=アーキテクチャルディシジョンが生きてくる」

と、主題と持論を明らかにした上で、

  • “それアカンやろ!”はアーキテクト魂の発芽
  • “俺の”Decision
  • チームがこの先10年、笑顔で居られるアーキテクチャを…

など、俺好みの「エモい話し」な人!…からの

  • 実現可能かを問いかけろ
  • 常に論理的であれ
  • 合議制は不要、自分で決めろ

という「妥協を許すな」という厳しさ、そして最後に

  • 結論:アーキテクチャは「未来のチームへのバトン」
  • まだ見ぬ後輩達に伝えるために、今、何をすべきか
  • それが私のアーキテクチャルディシジョン

という未来志向な使命を帯びて進むという締め、しびれました。

と、これだけ読むと「抽象論だけ?」と思われたかもしれません。

が、「TOGAF」「Zachman Framework」「4 + 1 View」「ISO/IEC 25010」「ATAM」など 「アーキテクトとして知っておくべきキーパーツ」も散りばめられていました。

ちょっと「超越者の話し」を聞いた感じですが、 明日に生かしていくなら、ここらへんから調べていこうかな?というヒントをもらいました。

小並感

自身は「アーキテクチャーを設計すること」は、まだまだ立場的にもスキル的にも出来ないと思います。

ただ、岡さんの言葉をいただいて「それ、あかんやろ!」を感じた時には、 「俺ならこうする」を考える訓練をしていきたいと考えています。 (実際、「あかんやろ」事案に遭遇することは多い)

しっかし、「DDD」といい「インフラ」といい「アーキテクチャ」といい…最近は「構造について想像力を使う」ことが多くて、 単純脳では具象物しか把握できず、偉人様たちの言葉を「理解する」だけでもなんとか…と足掻く日々です。

ちょっと興奮と知恵熱でまとまらない話しが益々まとまりません。失礼♪

追記

こちらのブログで、当記事をご紹介いただきました。ありがとうございます!

現場のアーキテクチャの話を聞いてきた #Devkan - いつブロ

相互補完的内容となっていますので、是非ご参考ください。

blog comments powered by Disqus