入院日記 31日目

状態

• 右手
  • 朝晩以外、右手三本指の痺れ＆痛みは無い
    • 錯覚かもしれないが、
• 創部
  • 突っ張る感じがしなくもない
• 肩こり
  • 絶えず重く、痛い
• 首
  • 動かした時にゴリゴリとした異物感
  • 日々、直立姿勢で過ごすことが増えてきているため、ここの痛みがましてきている
• 右肩
  • 謎の違和感
    • 腕の付け根から肩にかけて「触感が薄い」ような若干の痺れ
      • 感覚の鋭敏さが、右肩に比べて95％くらいの薄さになる

8時ごろ、食事

• これ！この献立が「手術後はじめての食事」
  • 「食べられる」ことが幸せで、涙出るほど美味しかったやつ
• 一ヶ月して、献立が一巡したのであろうか？
  • ともあれ、思い出の食事が出来て特別な朝だった

9時、作業療法リハビリ

• リハビリ室に移動
• 今日も肩と首のマッサージ
  • 数日前から首を重点的に確認するようにもみほぐすのが追加された
• 「自身もリハビリの道具たれ」という教え
  • 作業療法士Kさんが、研修時代、指導の先生からの教えとして、大事にしていること
  • 患者にとっては「作業療法士である自分自身もよりよくなるための道具である」ということを忘れてはならない、と
• 結局は「人との出会い」が自分の人格をつくる、という話
  • 「チームでは”均一な技術”より”専門性”を活かして補い合うんだ」という話
    • そこから「先生はなんの専門なんですか？」という話題に
    • 曰く「自身の専門…というより”得意”や”好き”は【手先の疾患】」らしい
  • では、その「得意や好き」には、どうやって至ったのか？
    • キャリアの初期に組んだ医師が「自分の話を聞いてくれるし、フィードバックも試すアイディアの相談も、すごく良好に行けた」「その先生の専門がそれだった」と
  • 結局「技術的な専門性の選択であるのに、”良い人に出会えたか”が決める」という、”縁”であるとか、ウェットな話なんだなーと
• あわびはエリンギの話
  • このK先生、話を展開するとき、急に「全然違う話なんですけど」と強引なドリブルするときが在る
  • 今日は、他の患者さんに聞いた話として…
    • 僕は”あわび”というものを食べたことはない
    • 「美味かった」と聞いたので「どんな味や食感なんですか？」と聞いた
    • すると「エリンギみたい」と返ってきた
    • そも「食べたい」と思わなかったものに「エリンギに似てる」って言われても、値打ちを感じないなーと
  • 「この人、言いたい時に言いたいことを言うてるだけでは？」と思いつつ、それが患者さんとの会話がうまいこという秘訣なんかなー、とか

10時過ぎ、検温

• 10時から、自分の仕事
  • 木曜は断続的にオンラインのミーティングが続く
  • 談話スペースへ移動して、PCに話しかける不思議な人になる
• 看護師さんが検温に来てくれはる
  • 今日はこの病棟で唯一の男性看護師の方
• 「退院の話って聞いてます？」と聞かれる
  • 「全く聞かないんです」と返事
  • 「次の血液検査で決まる」と思ってるんですが…というと「そのはずですね」
• 「退院できるなら、どうしたいですか？」という不思議な問い
  • 「家族が迎えに来るなどの、自身の都合があるだろうから」という話
    • つまり「都合によっては退院を自分の都合で伸ばせる」ということ
  • 「なるはやで！」と答えておいた

12時、昼食

• 「こういうので良いんだよ」感の昼定食
  • 外食でこれを「てりやき鶏定食」と銘打って、500〜700円で出てきても全然満足するような、模範的な献立
• 定期的に「献立選択のアンケート」が付いてる
  • 「患者満足のため」というか「マンネリ回避」というか、たぶんそんなの
  • といっても、大きく違うものを選ぶんじゃなく「メインディッシュのチキンオアフィッシュを選ぶ程度」の選択肢なのだけれど

14時半頃、不意打ちの「退院許可」が告げられる

• 午後もオンラインのミーティングしていた
• と、言うところヌルっと「退院許可がでました」と看護師さんからの伝令
  • え、もう一回採血して数値みて…じゃなかったん？
  • てことは、以前から「聞いてみた」ら退院が出来たんじゃ…
• 「退院はいつにします？」と言われたので、土曜午前にしておいた
  • 今すぐ、は無理っぽかったけど、明日朝とかには出来たっぽい
  • 荷物のまとめや、ちょっとやりたいことがあったのと、話したい人が居る…のを考慮して

18時、夕食

• 久々に「メイン無い問題」に直面した
  • が、酢の物やほうれん草のおひたしでご飯を消費するのにも慣れた
• 「もう数回しか食べられない」と思うと、病院食も愛おしい
  • そもそも、あんまり不満が無く、ずっと美味しかった
  • このまま行くと「お残しゼロ記録」を退院まで完遂できそうだ

寝耳に水だった「退院」

• 昨日「もう一ヶ月」「そろそろ退院を…」と書いたとこだった
  • まさか「そろそろ」みたいな話をすっ飛ばして「退院いつにします？」が来るとは
• とはいえ、望んでたことなので
  • さあ、明日から退院の準備すっぞ
• それだけじゃなく「退院直後やること」も考えねば
  • おそらくは「食べたいものリストの精査」が主になるとは思うけれどw