NBM2

natural born minority

入院日記 21日目

状態

  • 右手
    • もう日中は「普通の右手指」となった
      • 触られた時、自分で動かした時、全て痛みもなく左右に違いはない
    • 朝晩に「そういやしびれる症状あったな」と認識する程度
  • 創部
    • 痛い
      • 朝起きる時、引き吊れるような痛み
    • 相変わらず液は出ている
      • 看護師さんのリアクションを観るに、少なくないようだ
  • 肩こり
    • ずんと重く、痛い
      • ただ、下の「首の痛み」も一体的に感じてる
      • 肩こり単体では回復してるのかもしれない
    • 動かした時にゴリっとした異物感
    • 昨日から「昼間、長く立ち姿勢で居る」ことにより、痛みの増加を感じるようになった
      • その姿勢がながければ長いほど、疲れからか痛くなる蓄積要素あり
      • 蓄積が増えると頭痛に発展する
  • 右肩
    • 謎の違和感は継続
    • 右腕付け根から右肩あたりが「若干感覚が薄く」なる
      • 左腕が100%の感度だとすると、95%くらいになる
      • つねっても若干鈍い

7時ごろ、起床・検温

  • 36.9度、また上がってきたか
  • 今日は予め、ブラックコーヒーをコンビニに買いに行けた

8時ごろ食事

  • 今日は「パンを先」で食べてみた
    • あったかくてウマウマ、明日からこれかもしれん
  • 予めコーヒーも用意できてあって、食べ終わるのがもったいないくらい幸せだった

朝食

10時ごろ、体拭きやらなんやら

  • 「みうらさーーん、背中にクスリぬりましょかー」と来てくれるのだけれど…
    • 体吹くやつも替えの服も持ってらっしゃらなかった
  • 「替えの服持ってきてくれませんか?」と伝えたら「え?今日はまだですか?」と返事
    • どうやら「体拭きと着替えは別働隊がやってるはず」という行き違いのよう
  • そこでふと気づく
    • 病院における「ベストなケアの体験」は、看護師さんを始めとする相手の気遣いとアドリブによって成り立ってるのである
    • プラスアルファの要素であり常設サービスではない、ということ
  • どうも「最高」を知ってしまうと、それ以外を「なぜそうならないんだ!」と減点法で考えてしまいがち
    • やってくれる方は「パターン」ではなく「”より良く”とはどうすればよいか?」を考えて動いてくれている
  • 「ありがたい」とは「在り難い」、即ち「(通常の)その状態を維持するのが困難」というのが語源
    • 当たり前ではない、ということの再認識と「感謝」を忘れてはならないなーと

10時半ごろ、作業療法のリハビリ

  • あとで着替え・点滴をしましょうねー、て言ってた看護師さんの予定とガッツリかぶる
    • 病院ではこういう「(病院サイドから観た)しなくてはならない事のバッティング」が往々にして起こる
    • 看護師さんとか「あと回し」まつりの「超柔軟運用」なのだけれど…
      • 自分にはストレスマッハでできる気がしない
  • 今日も今日とて、肩こり解消のためのマッサージ
  • 作業療法士のKさんとの話は、いつも機知に富んでいて、凄く楽しい
    • チーム最ベテランにあたったのは、ホント「ガチャ当てた」気がしている
  • 今日は、自分の「右肩の状況」を聞いて、長考されてた
    • メモを取り、珍しく無言で考えてる様子
    • だが手は手は止めてなかった
  • 「ずっと会話を途切れさせない」「手も止めない」のが、この作業療法士Kさんのすごいところだが…
    • せっかくなんで「なぜ今、無言で長考に入っているのか」を聞いてみた
  • 作業療法士はプログラマーより「”喋ってはいけない”という制約フラグの変数が多い」みたい
    • 自分の職業は「ペア・モブプロ」や「簡潔な作業報告」など、「その場で自分のやってる事を説明」「作業しながら実行」などの訓練が求められる
    • 作業療法士も「インフォームドコンセント」の概念がある限り、施術しながらでも基本説明をする、のは自分たちと一緒
    • しかし、相手の症状を聞いた後、最終的に「疾患を判定、名前を確定する」のは、医師である
      • そのため、わかっていても断定的なことを言うのは極力避ける
    • それだけではなく「患者の性格」「患者の精神状態」「患者の理解度」「守秘」「病院の内情」等の「”喋っちゃダメ”方向の変数が多い」ようである
    • 「喋る」ことに対する負荷と責任の重さは自分たちより重い…感じがする
  • すごい頭を回転させながら日々の会話してるのだなーと
    • またKさんを尊敬した
    • そういう意味では「プライベートの事を話す」ほうが、そういう重圧から逃れられて楽、とも言えそう
    • もしかしたら、数日前の「自分の過去暴露まつり」は、少し頭を休めたかった…のかも?w

11時半ごろ、首の後ろのガーゼを張替え

  • 持ち前の肌の弱さや「掻いててしまう」性質にあって、首の創部のガーゼでの保護がズッタズタになってたので、貼り直し
    • 看護師さんが「先生のでないとしてはいけない」が「先生の許可が要る」に変わり、「看護師の皆やってるようなので」でやりに来はった
  • 看護師さんって「独断・指示が必要」と「やれることなら最良を」のハザマにあって、その意志力と行動力はいつも尊敬する
    • 自分なら「やらんでいいなら極力やらない」ので
    • 「仕事に慣れると当たり前」とか「ルーティンワーク」だったりするのかもしれないが、ある程度の「使命感」が無いとできない仕事だなーと

12時、昼食

  • しつこいようだが、ここの病院食は「味が濃い」し「おいしい」
    • 少年の頃一度入院を経験しているうすぼんやりした記憶に照らすと、全然違う
  • 今食もお肉とこれでもか!な白米で大満足である

昼食

13時〜16時、談話スペースで仕事

  • ミーティングなど、声が必要なものは移動して行う
  • 下向くと首が痛い&ヘッドセットのマイクみたいなのを持ってきていない
    • そのため「上向きながら耳の横にノートパソコンを掲げながら喋ってる人」になっているが…おかしな人と認識されているだろうなw

16時、看護助士さんが顔見に来る

  • 「こんちわー、長いこと顔見てなかったから…」と
  • なにか「状態確認」みたいな意図はあるかもしれないなと思いつつ
    • 人懐っこく面倒見の良い方なので、言葉の意味通りうけとっとくかーありがとう

18時、昼食

  • めっちゃ「定食」だった
    • こんな感じ…お店屋さんで朝定頼んだらでてきそうな感じする
  • 無論、めっちゃおいしかった!

夕食

22時半頃、抗生剤点滴

  • 横になることにより、しっかり!素早く体に入れる
  • 「終わったら教えてくださいね」は、今回も忘れて後で暗い中外してもらう
  • Appleウォッチ雑談
    • 「待受、トイ・ストーリーでうすねー」「そうなんです、もともとあるテンプレで一番気に入ってて…」など
    • 「点滴タイミング合わせアプリ」がある、という一点において、皆さんAppleウォッチにしていることが多い
    • こういうのでも「病院関係者のシェア」という効果があんだなーと

そろそろ、体的には「手術前の生活」に戻って来ているが…

  • 痛くて首が動かせないだったり、肩こりが酷すぎて立ち姿勢ができないなど、「手術直後の生活できない感」は無くなってきた
  • ただ、長く立ち姿勢を続けると首が痛くなり、それは蓄積し、タメすぎると頭痛がする
    • ので、あまり長時間の仕事ができず、少し横になっている
    • 細切れの時間での仕事になり、効率が悪い
  • これを「ずっと立ち姿勢で問題無くする」のが、創部以外で「努力できる課題」かもしれない
blog comments powered by Disqus