NBM2

natural born minority

勉強会行ってみた「雲勉【勉強会:新技術好き!】AWS re:Invent 2016 速報共有会」#kumoben

昨日の事になりますが、まあ備忘録なので…。

情報

  • 日付 : 2016/12/02(金)
  • 申し込みサイト
  • ハッシュタグ : #kumoben
  • 何するのか : 11/28からラスベガスで行われていた AWS re:Invent 2016 の内容を、CloudPackのiret大阪オフィスの識者の皆様によるテーマ別&日本語解説付きで知ることが出来る勉強会

なんで来たん?

自分は、AWSに関しては後発(8年遅れ)で、使ったプロダクトも3〜4程度…。

こうなると、ほっとくと「最新を追う」こともしなくなる…のにたいして「せめて触り程度でも…」と re:Invent で発表されたものの情報を藁つかむ感じで得に来ました。

内容

以下、「全体的に新プロダクトを触れる」のスライドの発表がありましたので、メモと「一言感想」あれば下に書きます。

序盤15分

遅刻していったので、序盤はのがしてます。

(電車乗り間違えた…とか言えない)

AWS Greengrass

  • LambdaのコードをPythonでかけば、「IoTデバイス上で動かせる」 仕組み
    1. コードはクラウド上で書き
    2. クラウド上でテストし
    3. IoTデバイスへと”デプロイ”する
  • IoTデバイスは、メモリ128MB、1GHz以上のx86orARMが必要
  • 金額は、月額0.16$/一台
    • 一般供給開始後は、3デバイス一年無料
  • 制約は、最大デバイス10,000台

コンセプトだけは解ったのですが、「認定デバイスとかあるのか?」「そのデバイスをAmazonから買う/借りるとかできるのか?」とかが疑問としてありました。

…IoTデバイスって「ウェアラブルなどカタチが無限」なので、「準拠」ってそもそも考えられるんやろか…。

AWS Snowmobile

  • AWS Snowballエキサバイトのデータ移行サービス
  • トレーラーで運ぶ

VMWareのサービスでよく似たハナシを聞いてたので、「データ転送も一定のしきい値を超えると物理輸送に負けるのか…」と思って「ドッグイヤーの進化が負ける分野」を見た気がします。

AWS Snowball Edge

  • S3 API,NFS
  • Lambdaを内包できる
  • 日本に来てない
  • Lambdaファンクションの実行は無料

データサービスでありながら「Lamdaが実行できる」というのが、もうひとつピンときませんでした。

…どこか「エントリイベント」があって、そこを通過した時に加工できる、とかかなー?

AWS Code Build

  • ビルドとテストができるマネージドサービス
  • ソースリポジトリとして、AWSさん CodeCommit,Github,S3
  • CodePipelineととも連携したCI/CD環境を実現
  • セットアップ済でスケール、分単位での実行時間課金

いち早い日本の方のレビューがあったので、眺めています。

Travisを始めとする「CI as a Service」「Build as code」のAmazon版、という認識で良いのでしょうかね。

基本、「CIは頻繁なもの」「デプロイは時折」なので、自動で動かすには「時間貸しの試算がしたい」「ユースケースを想定したざっくり見積もり」をしたくなりました。

AWS X-Ray

  • EC2,ECS,Beanstalk,APIGatewayその他の基盤上で実行される
  • コードからトレースデータを補足できるサービス

すごいありがたい機能だ!と思ったのですが、「プログラムに仕込みが要る」ときいて「まあ…そうだよなあ」と思いました。

AOP的に仕込めたら楽なのになぁ。 (コードの仕込み方を見ずに言ってますが)

RDS Aurora PostgreSQL

  • AuroraのPostgreSQL版

そもそもAuroraの最初の印象が「あー、AuroraがPostgresに対して作られていたら良いのに…」だったので、凄く自然かつしっくりくる! 俺得ですねw

AWS Pinpoint

  • ユーザエンゲージメント促進
  • ユーザ行動理解
  • ターゲットにするユーザを定義
  • キャンペーン結果を追跡

AWS Glue

  • データカタログの作成とデータ加工・ロード(ETL)が実現可能なマネージドサービス
  • S3,RDS,Redshiftその他JDBC対応データをサポート

「スケジューリングとルートの設定が可能なデータコンバートサービス」なのでしょうか?

たとえば「分析用データを退避(夜間バッチで)」とかに使うイメージでしょうか?

Lambda@Edge

  • Lambdaベースの処理をCloudFrontのエッジロケーションで実行し、リアルタイムにヘッダー、URLなどの編集か可能なサービス
  • Node.jsで記述
  • 利用可能メモリは128MBで実行時間の上限は50ms

キャッシュサービスをプログラマブルに制御可能にしてくれる、ってことかな?

AWS Snowball Edgeと同じで「どこに何を挟むのだろう?」は疑問です。(調べろってのw)

AppStream 2.0

  • 描画処理を得意とするゲームアプリ配信基盤で提供してたが、2.0では汎用的なデスクトップアプリを配信

「具体的に企業等で使うユースケースは…」と考えて、「内部監査アプリや自社基幹デスクトップアプリを全社配信したい」とかかな?とは思いましたが、そうなんかな?


数分の休憩


EC2 System Manager

  • ES2インスタンス、オンプレミスの構成管理を自動化できる
  • EC2 System Mangerは無料で利用

自動化と聞いて「おれは知っときたい!」とは思うものの「ちょっとAWSの独自の概念覚えなあかんかな?」と。

AWS Batch

  • フルマネージド型のバッチ処理実行サービス
  • ジョブ登録したアプリ・コンテナイメージをスケジューラが実行
  • AWS Batchの料金は無料
    • 起動したリソースについて課金

すげえパワーワードですが、最後の AWS Step functions の印象とかぶってて、余り記憶に残ってないw

個人的には「AWSはタイマーが弱い」と思ってるので、無料なら使うと思います。(なんか難解な仕込みを必要としないならば)

Amazon Polly

  • フルマネジの”Text-to-speach”機能

自分は「XFD代わり」をするためOpenJTalkでやってるけど、その理由は「世にサービスはあるがWebをまたぐが嫌」「金がない」で、しかし「自力でやると遅い」「発声が変」が付きまとうので「安い」「早い」なら使いたいなぁと思いました。

サンプルを聞きましたが精度は凄い!

「公共機関のアナウンスがすべてPolly製のものに置き換わる」未来が少しみえた…かも?

OpsWorks for Chef Automate

  • Chefサーバが使える

以前、OpsWorksを検証した際「インハウスのサーバ欲しいな…」と思った記憶があるので、個人的には考えやすくなるかもしれません。

ECS向けのオープンソーススケジューラBlox

  • ECS向けのコンテナ管理及びオーケストレーション・ツール群
  • OSS

「コンテナ」「タイマー」「OSS」と「俺の好物てんこ盛り」なので、興味はあるのですが…いかんせん「ECSに良い印象を持ってない」ので…ま、おいおい見てこうかなと。

Amazon Lightsail

  • 単純な構成のサーバ必要時に

AMIよりもっと「ユースケースを(金額のプランなどまで)一式でコーディネート」された、インスタンス立ち上げ機構でしょうか?

「必要用途のサーバを爆速で立ちあげれる」は、コンテナの用途と同じく開発者には嬉しい…かも?

AWS Shield

  • マネージドDDoSプロテクションサービス
    • 無償版の AWS Shield for Everyone
    • 有償版の AWS SHield Advanced

特集

後半は「1つのAWSプロダクトに対して(おそらく専門の)お一方ずつ発表してただく」形式のセッションでした。

AWS Personal Healsth Dashboard

  • 顧客保有のAWSリソースのメンテナンスイベントを集約するダッシュボード機能を提供
  • 「影響を受けるAWSサービスのメンテ」をダッシュボードに表示
  • CloudWatch EventやLambdaに連携
    • 3rd Party製の監視システム連携も可能

AWS Step functions

  • ワークフローが複雑で、条件分岐が発生するような処理をビジュアルとJSONで定義・実行
  • タスクを使った分散処理を設計・実行する仕組み
  • 概念
    • State Machine
      • ワークフロー全体
    • タスク
      • Lambdaファンクション
      • その他
    • StateType
    • エラーハンドリング
      • Retry,Catch
  • 実行
    • 結果(Output)がわかる
    • どこを通過しているかも「ビジュアル」と「ステップのリスト」でわかる
  • 制約
    • state machine
      • 10,000
      • Max一年実行(つまり365日間かかるバッチ)できる
  • ユースケース
    • 従来のバッチをLambda化
      • ジョブ間連携を単純な入力、出力で実装できる
      • ワークフローの進捗がコンソールでわかる
      • CloudWatchにイベント出力される
      • 外部システムの処理待ちも容易にできる

なんとなく「AWSの相談として”業務的な夜間バッチ”ばっかりだったのかな?」と勘ぐるくらいのラインナップですねw (AWS Batch といい…)

たしかに、「Lambdaは”ソースの再利用”,”チェインしていくような構造づくり”が不便」だと思ってたので、ありがたいです。

…が「ビジュアライズはありがたいけど、デバッグやテストしにくいJSONに責務が寄る」のは、ちょっと辛いかなと。 ※くわしく調べてないので、調べるとものすごく便利な手段が提供されてるかもしれません、と付け加えておきます。


小並感

「使ってないし…使ったりして多くのプロダクトに詳しくなろう」…と思っていたのですが、今や「プロダクトの数が全部触れるとか現実的ではない量」となっていて、自身にはもうムリくさい感じがしてきました。

今後は

  • 全体的なプロダクト名前と概要(何が出来るか)が言える程度の把握
  • 自身の興味 & 強みとしている分野のAWSプロダクトに関する探求

という感じの追っかけをしていこうかな?と思いました。

自身はCD/CIに興味があるので、今回の発表なら AWS Code Build とかはウォッチしていたいかなー。

blog comments powered by Disqus