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岡 大勝さん「私のアーキテクチャルディシジョン」セッションのメモ

タイトルの発表での「自身がとったメモ」です。

※正確に聞き取れてない部分は意訳。

私のアーキテクチャルディシジョン

アーキテクチャルディシジョン

  • HFT System architecture を手がけたことがある。
  • 「Architecutural Decisions」アーキテクチャルディシジョン
  • アーキテクチャは”選択”の集合体
    • 大きいところから小さなところまで「だれかが何かを判断して」いる
  • システム開発は「ニーズ」を「ソリューション」に変換する事
    • その変換に「アーキテクチャルディシジョン」が行われている
  • アーキテクト魂が自分の中に芽生えているか否か
    • その証左は「それ、あかんやろ!」を持っている事
    • 育つと「俺ならこうする!」となる
  • 観点は無数
    • 「これとこれと気をつければ…」のような杓子定規の答えは無い
      1. 標準化しているのが「TOGAF」
      2. やりすぎてるやつが「Zachman Framework」
      3. 現在のソフトウェアアーキテクチャのデファクトスタンダードが「4 + 1 View」
  • いろんなシナリオをぶつけてへこたれない仕組みが良いアーキテクチャ
  • 平均点が高ければいい、わけでもない
    • どの観点に軸足を置くのか、どの観点を立てて上げるのか

4つのDecision

  • 俺のDecision
    • Viewpoint
      • 個人的経験
      • 興味
      • 好み
  • 所与のDecision
    • Viewpoint
      • 制約
      • 組織の経験
      • 顧客要求
      • 自社都合
      • 政治
  • 客観的Decision
    • Viewpoint
      • 品質モデル
      • 妥当性評価
      • リファレンス
      • 実績
  • 共感のDecision
    • Viewpoint
      • ライフサイクル
        • ビジネス
        • システム
        • テクノロジー
      • チーム (このViewPointに気づくのに十年かかった…)
        • 今のチーム
        • 将来のチーム
  • 客観的な例
    • ISO/IEC 25010における利用品質と製品品質
    • ATAMによるアーキテクチャ評価
  • 自身のDesisionの遷移は…
    1. 俺の
    2. 所与の
    3. 客観的
    4. (から戻って) 俺の
    5. (から脱してやっと) 共感の

アーキテクチャは…

  • Architecuture meets Process
    • Rational Unified Process → Desciplined Agile Delivery
    • これに惚れ込んだ、このために会社辞めてラショナルに行った
  • アーキテクチャは、プロセスを補完する。
  • プロセスアーキテクチャに依存する。
  • 「人は、制約の中でこそ想像力を発揮できる」
  • アーキテクチャは、複雑さに対するソリューションに過ぎない
    • カプセル化など
  • (FWの台頭から)「客観的な技術動向」「今、世の中はどこに向かってるのか」を知る必要がある
  • 知識は実践への扉に過ぎない
    • 未来(ビジョン)に共感せよ
  • アーキテクチャの目的は、”伝えること”
    • 最初は仲間、伝えられるか。
    • まだ見ぬ未来のチームに、伝わるのか。
  • 合議制は不要、自分で決める
    • 誰の声も、参考情報でしかない
  • リスクに敏感になれ
    • そして、リスクを恐れるな
  • 「光の速さは有限だ」
    • 常に論理的であれ
  • それは実現可能か。
    • 問いかけてみるべし。
  • 自分ひとりじゃだめだ。このチームで実現可能なのか。
  • ロードマップは見えたか。
    • 見えたなら、絶対に、勝てる。

※拾いそこねた話し

  • (FW論あたりで) 技術が進歩してコードが書かなくてよくなった
    • コードの記述量が減った
    • (資料やコメントを弄さずとも)コードで仕様が表せるようになった
  • チームがこの先10年、笑顔でいられるか

結論:アーキテクチャは「未来のチームへのバトン」

  • まだ見ぬ後輩達に伝えるために、今、何をすべきか
  • それが私のアーキテクチャルデシジョン
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